このお茶は、静岡県藤枝市の空気の澄み渡る中山間地の茶園から届きます。良質な茶葉が育つ好条件の茶園ですが、山間地の斜面はひと面積が小さな茶畑で、平地の茶畑に比べ、作業は手作業による仕事を多くしています。日本茶は、「やぶきた」という品種が多くつくられていますが、この茶園では、「やぶきた」以外の品種を多数育て、少量生産しているという、珍しい茶園です。<藤かおり>は、第一回O-CHA フロンティアコンテストで、従来の日本緑茶にはなかった、花のような香気の高さが評価され、銀賞を受賞したお茶です。茶職人の小柳三義さんが、「香りに魅かれるお茶をつくろう」と生涯をかけ、品種を育成し、製法を研究し続けた末につくり上げたお茶で、現在は息子さんがその志を継いでいます。香り高い品種の茶葉を、<釜炒り製法>であますところなく香気を引き出し、飲み応え充分な滋味を生みだしています。馥郁たる香気と深みのある味わいを、1袋3gのティーバッグにしました。忙しくて時間がないけれど、滋味のある美味しいお茶が飲みたい時に便利です。
【淹れ方】
熱湯で淹れるとよい花香が立ち、やや冷ました湯でゆっくりと淹れると、喉越しの余韻に、爽やかな花香が楽しめます。★1袋3gのティーバッグを急須に入れて、200㏄程度の熱湯を注いでゆっくりとお待ち下さい。2煎目には水を入れて一晩冷蔵庫に入れておくと、美味しい冷茶も楽しめます。
★マグカップに直接ティーバッグを入れて熱湯を注いでも、美味しく楽します。抽出されたお茶は、マグカップの下に溜まっていますので、ぜひ、かき混ぜてからお楽しみ下さい。
【父・小柳三義さんのコメント】
今までに右へ倣えで一律に国から指導されていたきらいがある。不肖私は、独立独歩で“藤かおり”の釜炒り茶に挑戦してきた。多少のやせ我慢的なものがあったが、とにかく飲んだ人が感銘を受け、一体この香りは何、この旨味は何、とこのお茶の特徴を遺憾なく発揮するように栽培に製造に努力した。その甲斐あって“藤かおり”の釜炒り茶を飲んだ人々に感銘を与えることが出来て、そのファンの輪が拡がってくれているのである。産地 静岡県藤枝市
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