2023年はこの半発酵茶は作られませんでした。同じ品種の煎茶「玉蘭」は販売中です。
このお茶は、静岡県藤枝市の空気の澄み渡る中山間地の茶園から届きます。良質な茶葉が育つ好条件の茶園ですが、山間地の斜面はひと面積が小さな茶畑で、平地の茶畑に比べ、作業は手作業による仕事を多くしています。日本茶は、「やぶきた」という品種が多くつくられていますが、この茶園では、「やぶきた」以外の品種を多数育て、少量生産しているという、珍しい茶園です。※茶畑を紹介したブログはこちらです。<香蘭>は、「静-印雑131」という品種から作られる半発酵茶ですが、特有の甘い香気を、烏龍茶の製法にある“萎凋(いちょう)”の技術で引き出し、今までの日本茶にはあまりなかった、桃のような甘い香りのするお茶に仕上げています。この品種ならではの、こく。すっきりとした渋味と果実のような濃厚な甘味との絶妙なバランスは、淹れ方によって様々な味わいが楽しめます。飲み終えた後の、喉の奥から戻りかえる甘い余韻をどうぞお楽しみ下さい。
【淹れ方の一例】このお茶は、渋味と甘味のバランスを楽しめる、淹れるのが楽しいお茶です。紅茶の品種ならではの渋味があるのが特徴です。グラグラの熱湯で入れ、蒸らしすぎると渋味が強くなります。ぜひ、お好みの温度と蒸らし時間を見つけて下さい。他にはない、美味しさが味わえます。★茶葉の量は、急須の底が隠れる程度で、一度お試し下さい。茶葉が開くほどに味わいが出てきますので、湯の温度と待ち時間を工夫しながら、このお茶の深い味わいをじっくりお楽しみ下さい。★二煎目以降は一煎目より高温で入れて、蒸らし時間をお好みで調節下さい。現在は息子の勉さんが跡を継いでいます。【父・小柳三義さんのコメント】お茶にもそれぞれの品種を生かす多種多様な製造法がある。品種は製造法によって見違えるような茶になる。いくらよい茶葉を作っても、製造法がそれに向いていなければ何の意味も無いものになってしまう。色々な香りを葉がもっている酵素の力を活かす必要があるだろう。産地 静岡県藤枝市
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